ニュージーランドで感染したら… Covid-19 体験談&使えるサポート

ニュージーランドで感染したら… 体験談&使えるサポート Covid-19LIFESTYLE

取材・文 GekkanNZ

ニュージーランドに入国するひとたちも増えている現在、Covid-19の市中感染が続いている。体験談も含めて、罹った場合に日本人が受けやすいサポートを紹介する。

※必ず医師や政府機関に連絡し指示を仰ぎ、当記事のみで判断しないでください。
※2022年9月現在の状況や制度、サポートについての記事であり、常にニュージーランド政府の最新情報をご確認の上、ご対応ください。

症例タイムライン コロナ感染~陰性まで

体験者より!
先にやっておくと便利だったこと

準備しておくことやもの
・RAT 検査キット
・マスク
・スポーツドリンクやゼリー類
・陽性になったときのフローを確認

あると便利だったもの
・のど飴
・飲み薬
・Berocca(ビタミン剤)
・加湿器(喉が痛くなり購入)

Day1 RAT Test

1am & 3am
38.9℃。寒気と喉の痛みで起きる。
発熱と寒気で、インフルエンザみたいな症状。
4am

RAT検査で薄く二本線になる。7日間の隔離開始。
My Covid Record にPositive(陽性)申請。
各所にメールで陽性報告。
日本から持ってきていた風邪薬を服用。全く寝付けない。
6am
 37.9℃。薬のおかげか少し楽。
8am 36.8℃。体がかなり楽になる。
9am フードサービス注文。
10am お腹が空いてきてうどんを食べる。薬を服用。
1pm 37.0℃になり、スポーツドリンクを飲んで水分補給。
6pm

36.9℃。夕食にお茶漬けを食べる。少し喉の痛みがあり、飲み込むときに痛みがある。

Day2

2am 38.6℃。寒気、喉の痛みが再発し、起きる。パナドール服用。Berocca 水を飲む。
4am
 37.7℃。少し楽になるが、喉の痛みは続く。Berocca 水2 回目。首うらに保冷剤をして熱を下げる。
9am
 37.1℃。少し寒気があるが楽になる。引き続き喉の痛みは続く。
12pm 37.2℃。うどんを完食。声が出にくい。薬を服用。
1pm 無料食材が届く。
3pm
 38.8℃。再び高熱。薬が全く効かないが、服用を続ける。ゼリーやのど飴、スプレーを買ってきてもらう。
保冷剤で首元を冷やしながら寝る。
6:30pm 37.7℃に下がり楽になったが声が出なくなる。夜中に再び高熱になる。

Day3

5am 
微熱。体は楽になるが、声が全く出ない。
38.0℃。また熱が出てきてきつい。
7pm 
うどんを半分残す。
RAT 検査は濃い2 本線になる。

Day4

8am
36.8℃。平熱になったが、まだ喉が痛い。
今までで一番楽なので、洗濯しシャワーを浴びる。
喉の痛みはあるが、飲み込んでも痛くなくなる。
12pm

味噌汁とゼリーを食べる。Berocca と薬を服用。

Day5

平熱になり体は楽になるが、まだ喉は痛い。
夜中に咳き込むこともあって寝にくい。

Day6

咳が続くが平熱に戻り、体調が良いときに在宅で仕事開始。

Day7

RAT検査では薄い陽性反応になったが、平熱に戻り声も復活。しかし疲れやすいため、在宅で少し仕事を行う。
隔離終了日、家の中で過ごすのも最後となるか?

Day8
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市中感染が身近に

コロナ禍が始まってしばらくは市中感染が世界でもトップクラスで少なかったニュージーランドだが、今年に入り市中感染は他国並に発生しており、身近な誰かが陽性となってしまったと聞くことも増えてきた。

そんな中、国境が再開し、旅行者やワーキングホリデーメーカーの人々も入国してきており、孤独な中でコロナに感染してしまうことも考えられる状況となっている。そこで今回は、コロナ禍3年目の今、ニュージーランドでコロナに罹ったらどんなサポートを受けられるかなど、体験談を交えてご紹介していく。

症状が出ているかも?

喉の痛みや体のだるさ、発熱など、風邪のような症状があればRAT検査を行うと良いでしょう。ネガティブ(陰性)でも症状がある間は大事をとり家で安静に過ごしましょう。

RAT(迅速抗原検査)キットの入手方法

ニュージーランド政府の新型コロナウイルス公式サイトでは、RAT検査キットの無料配布を行っています。症状が出たときに備えRAT検査キットを事前に準備しておくと安心です。ドラッグストアや薬局でも購入できます。
※申請内容確認のため、携帯電話番号の入力が必要です。他の人のための手続き代行も可能です。

RAT検査で陽性反応が出てしまったら…

まずはMy Covid Recordに検査結果を登録する必要があります。職場や関係者にも陽性になった旨を報告すると良いでしょう。

コロナに感染した場合の隔離期間

回復するまで7日間以上の自主隔離が必要です。隔離期間は発症初日または陽性判明日のいずれか早い方から起算し、違反した場合は罰金が科せられることがあります。もし旅行者がコロナにかかり、宿泊延長が不可能な場合は、別の隔離先を探す必要があります。宿泊延長や別の宿泊施設の利用にかかる費用は自己負担です。これらが旅行保険の補償範囲に含まれているか事前に確認しておきましょう。

実際に利用したサービス例

Mewさんに聞いてみたところ、「コロナ陽性になった日に、フードサービスを申請。申請フォームに必要事項を記入します(申請料は無料)。申請した翌日には野菜や簡単に調理できる食材が届き、陽性期間中とても助かったサービスでした。(※2022年8月下旬現在のサービスですので、最新情報は各自ご確認ください。)スーパーのオンラインショッピングやHello Freshなど、非接触で食材を配達してくれるサービスも合わせて利用しました。」

薬が必要な場合

まず、ご自身が定めているGP(かかりつけ医)へ連絡しましょう。GPを特に定めていない場合には、Whitecross等のA&E(アクシデント&エマージェンシー)クリニックに電話をしてください。症状を緩和するお薬を無料で配達してもらえます。ご自分のGPに連絡をし、新型コロナウィルスにかかっていることが明記された処方箋を発行してもらってください。その後GPの方から直接お近くの薬局、或いはオンライン薬局(ZOOMファーマシー)にメールを送り、配達の指示をしてくれます。

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TANI から自主隔離中の方への無料援助
TANI(The Asian Network Inc. )&JSA(オークランド日本人会)いこいの輪より

コミュニティーコネクションサービスでは新型コロナウイルスの為に自主隔離をされている方々が必要とされている事をサポートします。

対象者: 滞在査証/ ビザに関わらず自主隔離中の全ての方
【Ph】(09) 815 2338(内線番号:1 英語2中国語3 ヒンディー語4 韓国語)
※受付可能言語:ベトナム語、ビルマ語、クメール語、タイ語
【Mob】日本語:021-255-9064(午前9 時から午後5時)
【E-mail】 info@asiannetwork.org.nz(英語)

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