LOCAL / 2023年12月

Local オークランド・ウェリントン・クライストチャーチのカウンシルよりローカルニュースをご紹介!Monthly

津波警報サイレンが12月から廃止

2023年12月1日から市内の津波警報サイレン廃止が施行された。これに代わり、携帯電話への津波アラートが継続利用される。この変更は、今年9月5日に行われた民間防衛・緊急事態管理委員会にて、津波警報サイレンの老朽化や破壊・盗難により、津波警報としての役割が不十分であると判断され、廃止が決定となった。緊急事態管理部ポール・アマラル部長は、「浸水の可能性が高い大波や津波が発生した場合、即座に携帯電話へ緊急速報が発信される。携帯電話への通知は最も効果的で市民からの信頼性が高く、津波の脅威に対する迅速な警告が提供できる」と述べた。

津波警報サイレンが12月から廃止

廃棄物を使い、庭の水やり回数を減らす

西オークランドにあるワイタケレごみ処理・リサイクルセンターで、再資源化された覆土材の提供を開始した。この取り組みは、グリーンサイクル社が進めており、これまで廃棄されていたリネン、ヤシ、ユッカ、竹などの植物由来の素材を独自のリサイクルプロセスで高品質な覆土材に再生している。この覆土材を土に敷くと、密度の高い繊維が94%の保水力を発揮し、ガーデナーにとって、水やりの回数が少なくて済む優れた効果が期待できる。このセンターでは、1立方メートルあたり65ドル、半立方メートルあたり35ドルの特別価格で覆土材を販売している。

廃棄物を使い、庭の水やり回数を減らす

人気ウォーキングスポットが夏に向けて再開予定

2023年1月下旬に発生した洪水や暴風雨の影響で、多くのウォーキングトレイルが復旧工事のために閉鎖されたが、現在は工事が進み、閉鎖の半分は再開している。カウンシルの復旧責任者メイス・ウォード氏は、「被害が広範囲に及んだ西部地域、特に、ワイタケレ山脈やテ・ヘンガ、ムリワイの地域で家屋や道路が甚大な被害となったが、すべての復旧は来年の秋の終わりまでに完了する予定だ。オークランドの数々のトレイルを歩く前には、カウンシルのオークランドトレイル検索サイトAkl Pathsを利用し、開放されているウォーキングスポットの確認を推奨する。」とコメントした。

人気ウォーキングスポットが夏に向けて再開予定

幅広いアクセスが可能な海岸沿道

テ・アラ・イフタイ・クライストチャーチ海岸沿道の開通が間近だ。この沿道は全長6.5キロに及び、海岸線へのスムーズなアクセスが可能となる。熱心なサイクリストである市民のマイケル・フランクリン氏は、放射線治療による神経損傷の後、2019年に車椅子に移行、海岸沿道を週に2-3回利用している。沿道が開通すれば、フェリーミード橋からスカボローまで約13キロ、チャールズワース保護区を加えれば約20キロの道のりを往復できるようになる。「海岸沿いの小道は遠回りもできるし、美しい景色や野鳥、そして人との出会いがある素晴らしい場所だ」と述べた。

幅広いアクセスが可能な海岸沿道

最新図書館にクリエイティブスペースが誕生

マタティキ・ホーンビー・センターに建設中の新図書館内にクリエイティブスペースが誕生する。ここには、ビデオ・サウンド・画像編集ソフトウェアや、サウンドミキシングボード、コンピュータなどの機器が設置される。また他にも、レーザーカッターや3Dプリンター、ミシン、オーバーロッカー、ヒートプレス、刺繍ミシンなどの設備も整う。 カウンシル図書館責任者のキャロリン・ロバートソン氏は、「市内の他の4か所の図書館でも同様の設備が整備されているが、新たに図書館のリソースが増え、市民のアクセスできる機会が拡大することは非常に素晴らしいことだ」と語った。

最新図書館にクリエイティブスペースが誕生

独立した機関による検証を発表

カウンシルからスリーウォーターズの職員数に関する独立審査と改善計画が発表された。監査企業であるKPMGによる監査は、昨年末にカウンシル最高責任者がスリーウォーターズの職員数の不正や、新しい役職の設置・募集方法について懸念を抱いたことから依頼されたものである。 監査では、実際の従業員数が承認された数と一致しなかったと結論づけられ、カウンシルの内部統制に多くの不備が浮き彫りになり、これらの問題に対処するための6つの勧告がなされた。カウンシルは報告書の勧告を精査し、改善計画を通じて、その勧告に基づいた業務に取り組んでいる。

独立した機関による検証を発表

地域プロジェクトに向けた整備

カウンシルは、ウェリントン国際空港に隣接する小高い丘を削り、平地にする工事の完了を発表した。現在、この地域では汚泥最小化施設の建設が進行中で、廃水処理で生成される固形物・汚泥と埋立廃棄物の大幅削減を目的としている。丘から除去された岩石は、建設や道路の資材として地域の様々なプロジェクトに供給される。約4 億ドルかけ、2026年の完成を目指す処理施設は、地域社会にとって重要な投資であり、廃棄物汚泥の最小化と二酸化炭素排出量の目標を達成するように設計された。2024年7月には、汚泥処理場建設の支援のための市民への課税を検討している。

地域プロジェクトにむけた整備

ニュージーランド航空観光大賞を受賞

非営利団体ニュージーランド・テ・マラ・ア・ターネが、ウェリントンでニュージーランド航空観光大賞を受賞した。同団体は、世界初の100%フェンスで囲まれた都市型エコサンクチュアリを運営し、500年にわたり渓谷の森林と淡水の生態系を回復させるという卓越したビジョンを掲げており、今回の受賞は再生観光に対する優れた手法が評価されたものだ。彼らの手法は、ニュージーランドの豊かな自然と人々を結びつけ、都市や町だけでなく、あらゆる場所で人々に従来のやり方とは異なる方法で自然との共存を奨励している。

ニュージーランド航空最高観光賞を受賞

市民が力を合わせてストリートを清掃

キューバ通りで市民ボランティアによる清掃活動が行われた。約40人のボランティアが参加し、30kgのゴミを回収、ガーデンの除草やゴミ箱や遊び場などの屋外家具を洗浄した。この活動は6月に行われたコートニー通りの清掃活動の成功に刺激されたもので、安全で活気にあふれ、歓迎される都市を目指す取り組みの一環として行われた。セントラル・シティのプラク・シリタラン長は、「市内は毎日清掃チームによって手入れされているが、コミュニティが清掃活動に参加することで、通りが改善されるだけでなく、市民としての誇りを築くのに役立つ」とコメントした。

市民が力を合わせてストリートを清掃

情報提供:Auckland City Council / Christchurch City Council / Wellington City Council