ワクチン接種率9割以上目指す

アーダーン首相は、9月23日の会見で、新型コロナウイルス感染症対策とワクチン接種率について、最新のシミュレーションモデルを引用し、「ロックダウンをしなくて済むレベルを維持するには、ワクチン接種率が90%以上になる必要がある」との見解を紹介した。

引用された複数の疫学モデルによれば、6歳以上の9割がワクチン接種を完了した場合、新型コロナによる死亡は年間600人程度と推計されるが、さらにマスク着用やその他の防疫措置が併用されることで同50人まで減らせるという。一方、ワクチン接種率が80%の場合は、年間6万人が入院し、死亡者は7000人に達するという。

アーダーン首相は、ワクチンを接種することで、自身のみならず近親者の健康を守り、ひいていは社会のリスクを減らることになる、一層のワクチンの接種を呼びかけた。

<参照>One News(英語原文)
https://www.tvnz.co.nz/one-news/new-zealand/lockdowns-could-avoided-very-high-vaccination-rates-new-modelling