オークランドで新規の市中感染71件、さらに増加の可能性

10月14日に発表された新型コロナウイルスの市中感染における新規感染者は71人で、全てがオークランドの事案。このうち感染経路が判明しているのが43人、28人が調査中。現在療養中の600人のうち、入院中は33人で、うち5人が重症だという。

1人の感染者が何人にうつすかを示す実効再生産数が1.2〜1.3となっていることから、ロバートソン副首相は「感染者数は今後も増える、急増するかもしれない」と注意を促し、警戒レベル3のルールの順守とワクチン接種の必要性を強調した。

ロックダウンが9週目に入ったオークランドではワクチン接種が進んでおり、対象者の87%が1回目接種済み、2回接種完了率も66%に上がった。全国平均は1回目が83%、2回完了が59%である。ただし、マオリの接種率は1回目が62%、2回完了が39%に留まる。政府はワクチン接種完了率90%を目標に掲げている。

政府はワクチン接種を促進するため、10月16日土曜を「スーパーサタデー」として、所定の会場で予約なしのワクチン接種を行ったり、さまざまなプロモーションを行う。その様子と各地域の接種率の動きなどが、TV3とマオリTV等で正午から午後8時までライブ放送される。

<参照>(英語原文)

Ministry of Health
https://www.health.govt.nz/news-media/media-releases/71-community-cases-covid-19-one-case-border-87-percent-aucklanders-have-one-vaccine-dose

NZ Herald
https://www.nzherald.co.nz/nz/covid-19-delta-outbreak-71-new-cases-today-as-virus-spreads-in-auckland/BLVOSSIBPEFJIZ7SOVB45ZI57A/