【WEB限定】コロナ禍の帰国体験インタビューVol.2 「日本からニュージーランド編」(2022年3月中旬)

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NZ政府から国境再開の段階的緩和の5ステップについて発表され、コロナによって閉ざされてきた国境もついにオープンする。前回帰国体験インタビューに答えて下さった旅行会社勤務、オークランド在住純子さんに、前回の帰国とは異なる点や4回目の往復で感じたコロナ禍の移動の変化や状況についてお話を伺った。

※2022年3月時点での情報を元にして記載しています。

日本からニュージーランド編

成田空港の状況、出国手続き、搭乗・機内での様子について

3月17日に福島沖で発生した地震の影響で新幹線が減便になるものの、無事京成スカイライナーを利用して成田空港へ。JRの成田エクスプレスも若干運航を始めたようですが、本数が限られているので今回は利用できませんでした。

搭乗手続きの際は、日本のクリニックで発行した日本出発48時間以内に受けたコロナ陰性証明とNZで取得していた海外旅行用のワクチンパスを提示しました。ワクチンパスは、日本で接種した人は日本の自治体へ申請、NZで接種した人は保健省で発行される海外旅行用のワクチンパスを提示します。

※日本でワクチン接種をされた方は、日本の各自治体に海外渡航用のワクチン接種証明書を申請をします。発行まで1週間程度、無料で英文証明を発行してもらえるようです。

今回新しくNew Zealand Travel Declarationというシステムが加わり、搭乗前にQRコードをスキャンして入力しておくようアドバイスを受けました。入力内容は便名やパスポート内容、NZでの住所、連絡先などです。これは事前に入力しておくことができるようです。

申請をすると、入力したメールアドレス宛に確認メールが届きます。このメールを見ると、エアラインスタッフに見せるよう記載がありますが、私のときは「メールを見せて」とは言われませんでした。

まん延防止対策の影響か、ゲート近辺のお店は18時頃全て営業終了してしまい、何も買えない状態になりました。セブンイレブンでさえ17時に終了していました。

今回の搭乗者数は約100名、エコノミークラスはまだ3列を1人で利用できる程度の状況でした。食後に新しいマスクを配布してくれます。

日本のクリニックで発行された陰性証明とNZのワクチンパスを提示して搭乗手続き
New Zealand Travel Declaration
新しいシステム。搭乗手続きの際に渡されて入力しておくよう言われるが、その後入力内容について誰かに確認されることはなかった。
NZ入国カードは見開き4ページでCovid関連の質問がある。
まん延防止対策の影響なのか?夕方6時時点の空港内のお店はすべて休業。セブンイレブンも5時で閉まっていた。

NZ入国後の様子について

顔認証システムの手前の有人カウンターにて、コロナ陰性証明とワクチンパスを提示します。今回の入国までの所要時間は1時間くらいでした。MIQシステムが撤廃され、なんだか気の抜けたような簡単な入国でした。検温はなく健康状態について聞かれることもありません。税関で食品の申請して無事通過。ここで3回分のRAT検査キットをもらいました。実際に検査が必要となるのは、Day-0/1 と Day-5/6 の2回のみとなりますので、1回分は予備でした。オークランド到着時に空港でRAT検査を受ける必要はなく、RAT検査キット3回分をもらうだけでそのまま自宅に帰ることができます。

RAT検査については翌日の朝、保健省からメールで以下の連絡がありました。

Kia ora JUNKO,
Today is day 1 and you are due to complete a Rapid Antigen Test (RAT).
Please conduct the test as per instructions and return the results via the survey below.
Click here to complete the survey.

Ngā mihi,
Ministry of Health

オークランドの税関で配布される3回分のRATキット

コロナ禍中の一時帰国で、特に大変だったことは何ですか?

ニュージーランドも日本も水際対策が日々変わっていくので、最新情報を確認することが大変でした。ニュージーランド航空の運航スケジュールも不定期に変更となっているため、随時情報を確認することが大切です。

今回日本からNZに帰着するフライトは今までにない人数の搭乗者がいて、国境再開が近づいていることを実感しました。