車の事故が起こった時、どうしたらいいのでしょう?落ち着いて対応するために必要な情報とは【前編】 

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安全・快適なカーライフを「NZ自動車事情」ニュージーランドで車を運転するときに知っておきたい事情をお届けします。

どんなに安全運転を心がけていても、自動車事故に巻きこまれてしまうことがあります。車を運転するときは、常に心の準備と車載用緊急グッズの準備を再確認したいものです。

運転する前の準備 

車載用緊急グッズとは、救急箱・車用消化器・三角警告板などです。ニュージーランドでは、人身事故に対する医療負担はACCによって保証されており、 賠償責任・慰謝料等も発生しませんが、対物は賠償責任が発生します。車両保険への事前の加入も大事です。

事故発生時の心がけ

事故発生後は、ご自身も相手もパニックになってしまいがちです。相手が攻撃的になることもあるでしょう。ですがこういう時だからこそ、落ち着いて冷静に対応してください。まずはハザードライトを点滅させ、通行車両を妨げている場合は速やかに道路脇へ移動します。事故車両を動かせない場合は、通行人・車両の迷惑にならないように、三角警告板などを使用し、周囲に事故が発生したことを知らせてください。

ご自身が車内で挟まれたりして出られない場合は、すぐに警察111へ連絡し、シートベルトを着用したまま救助を待ちます。

けが人を確認

同乗者にけが人がいないかを確認してください。その後相手の車内にもけが人がいないかを確認します。

警察111へ連絡

けが人がいる場合は、警察111へ通報し、指示を仰ぐか救急車を手配します。けが人が発生しない事故の場合は、当事者同士で情報を交換し、保険会社へ委ねます。単独事故で家やフェンス等を破損させた場合は、事故発生から48時間以内に所有者へ連絡すること、所有者がわからない場合は、60時間以内に警察へ報告する必要があります。次回は、相手車両のある場合、入手すべき情報と事故車両の扱いについて解説します。

miyako murahigashi
Miyako Murahigashi
村東 みやこ

2006年より中古 ・クラシックカー・中古パーツなどの輸出入を行っている。
クライストチャーチより日本全国・ニュージーランド全国に対応。

ニュージーランドクラシック
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2020年4月号掲載