不動産購入時に知っておきたい事 

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一般的な不動産購入の方法には、オークションと希望価格(Asking price & Price by Negotiation)があり、後者では購入価格の交渉が可能であるほか、購入時の安心材料を条件(例:銀行から融資が下りる事が条件であったり、建物検査で問題が無い事が条件等)として売買契約書へ盛り込む事が可能です。

反面、オークション形式では無条件での購入が前提なので、オークション当日までにローンの承認が取得済みである事や、建物検査なども全て完了した状態でのオークション参加が望ましいです。

ホームローン(資金確保)

銀行から融資を受ける際、自宅用の物件購入か投資目的かによって融資限度額が変動します。投資目的の場合、融資額が低くなるため物件を選ぶ際には、事前に銀行からのローン上限額について理解しておく事も重要となります。また、個人の返済能力以外にも物件サイズによって融資額が変わるため、このあたりを意識した物件選びも必要になります。ローン申請の提出書類には、身分証明書、銀行残高証明や取引履歴のほか、申請用紙には家族構成や資産の有無など詳細情報の提示が求められます。また、転職直後の物件購入では、銀行からのローン限度額に影響が出る場合もあるため、スマートなプランニングがキーとなるでしょう。

Building Inspection(建物検査)

次に重要なのは建物検査です。購入者自身が物件の状態を理解する重要性と共に、ローン融資の条件として、この建物検査をクリアする事が必然となります。購入予定の物件に金融機関指定の専門インスペクターが住宅の劣化や不具合の状況を調査し、欠陥の有無や補修すべき箇所等を客観的に検査します。建物自体の劣化具合のほか、壁面の湿度・ダメージの有無、電気系や排水管の老朽具合など、細部にわたり確認されます。作成された報告書は融資審査の判断材料にも活用されるため、この結果が融資の可否に大きく左右されます。

不動産購入までのクリア事項をいくつか挙げましたが、事前計画は必要不可欠です。書類提出など困った時は担当の不動産業者に相談し、納得のいく購入プロセスにしていきましょう。

Yasu
Yasu
City Office 所属

Cityオフィスを中心に、オークランド全域でマンション&戸建ての購入・売却・投資など、豊富な知識と親身なアドバイスでお客様のニーズに対応中。

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2019年4月号掲載