ワークビザの変更点、 ローペイドワークビザ申請の留意事項

ビザIMMIGRATION
ビザエージョントによるニュージーランドビザ最前線

ローペイドでも2年のESWVを申請可能に

ローペイド($27以下)で働いている方に朗報です。7月16日、NZ政府よりローペイドでも2年のESWVを申請できるようになったと発表がありました。また、申請時に必要だった広告を出す必要も無くなりました。以下が変更点です。
①ローペイド
(同じ職場・同じジョブタイトル)
 ↓2年に延長、広告不要
②ローペイド
(違う職場・同じジョブタイトル)
 ↓2年に延長、広告が必要
③ハイペイド(変更なし)
 ↓3年、広告が必要
 現時点では、この変更は2022年中旬頃まで続くとのことです。
 また、ESWV申請は10月末をもって終了し、11月からは新しくAccredited Employer Work Visaというビザに一本化される予定でしたが、これも2022年中旬頃まで延長されました。それに伴い、雇用主の認可申請も来年になります。また、一緒に一本化予定のタレントワークビザ・ワークトゥレジデンスビザは、現在のところ10月末で締め切られる予定です。

WTR申請の締め切り

6月下旬、移民局より2021年10月31日をもって、ワークトゥレジデンスビザ(WTR)の申請を締め切ると発表がありました。これはつまり、永住権への道が一つ減るということを意味しています。主に影響を受けるのは、シェフなど、Long
Term Skill Shortage List(LTSSL)に掲載されている職業から永住権を目指す予定の人たちです。WTRは30ヶ月のワークビザで、取得して24ヶ月経つと永住権(Residence from Work)が申請できるというものです。LTSSLに掲載されている職業は主に、シェフ、エンジニア、電子技師、建築などが含まれます。


WTRのメリットは、もう一つのポイント制の永住権Skilled Migrant Category(SMC)と比べると、①5年の経験と資格があれば、②SMCほど審査基準が難しくなく、③英語力がなくても永住権を取得できる、ことが挙げられます。10月末までにWTRを申請さえしておけば、承認が11月以降になっても、WTRからの永住権申請が引き続き可能です。


※この記事はMona HUANG (LIA: 202000070)が作成したものを翻訳したものです。 

eika minami
Eika Minami
南 栄華

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2021年8月号掲載