日刊ニュージーランドライフ・長田雅史さん

ニュージーランド情報を日本語で発信する人気ウェブサイト『日刊ニュージーランドライフ』。同サイトの運営者である長田雅史(おさだまさふみ)さんにお話を伺った。

更新を続けて7年

「『日刊ニュージーランドライフ』を立ち上げて7年になりますが、旅行の時に役に立ったとか、自分の記事をきっかけに移住を決めたとか、読者の方の役に立っていたり、喜んでもらえていたりするのが分かると、やっぱりやりがいを感じますね」

ニュースから雑学まで、ニュージーランドにまつわるさまざまな情報を発信するウェブサイト『日刊ニュージーランドライフ』を運営する長田さん。2011年の立ち上げ以降、一日一記事のペースを基本にニュージーランドの情報を発信している。

「これまで一人で記事の執筆やサイトの運営・管理を行ってきましたが、情報量やその種類など、マンパワーの面でいろいろと限界があります。今後はその壁をどう突き破っていくのかが課題になりますね」というが、同サイトの月間ページビュー数は15万から20万。個人が運営する日本語のニュージーランド情報サイトとしては、国内大手の一つにあたる。

長田さんが同ウェブサイトを立ち上げたのは2011年、南島の温泉リゾート、マルイア・スプリングスでマネジャーとして勤務していた時だった。

当時の長田さんの勤務先は自然保護区の森の中。さらに勤務条件は”賄い付きの住み込み”。通勤も料理の必要もなく、否応にも自由時間が多くなる中、「何か面白いことができないか」と思うようになった長田さんが立ち上げたのが『日刊ニュージーランドライフ』だった。

「もともと(2005年からの)ワーキングホリデー時代にニュージーランドブログを書いていたり、日本でも情報ブログを運営したりしていたんです。なので、その経験を生かし、日々の生活をつづるブログではなく、ニュージーランドの情報を発信するウェブサイトを始めました」

一時帰国の際、ニュージーランド写真家の富松卓哉さん主催の『ニュージーランド写真展・トークライブ』に参加した長田さん(写真右端)。来場者は延べ100人以上となった。

立ち上げ当初の『日刊ニュージーランドライフ』では、クライストチャーチのグルメ情報など、主に現地人向けの情報を配信。だが徐々に雑学やニュース記事の割合を増やした形へと移行し、気付けば日本からのアクセスが全体の7~8割を占めるまでになっていた。そのため現在では、ニュージーランドに馴染みのない日本の読者にも情報が伝わりやすいよう、内容にも工夫を凝らしているという。

「”日本の読者に向けた”書き方を心掛けているのはもちろんなのですが、この国のいいところに加え、貧困や住宅問題など、ニュージーランドが抱える問題も時折取り上げるようにしています。読者の方にはこの国のいろいろな面を知っていただきたいですからね」

この国の良さを広めたい

2014年にマルイア・スプリングスでの仕事を退職した長田さんは現在ウェリントン在住。

「(これまでのキャリアの中で)ハイライトというハイライトはありませんね・・・」と笑うが、日刊ニュージーランドライフの記事を基にした電子書籍『英語力ゼロの29歳がニュージーランドに移住したら』が昨年12月、学研プラスから出版されたほか、今年2月に『Yahoo! ニュース』に掲載された記事『星空を世界遺産に――ニュージーランドの”星空の村”テカポの挑戦』の取材・執筆を担当するなど、近年は自身の活動の場をウェブサイト以外にも広めている。

日刊ニュージーランドライフの立ち上げから7年。これまで同サイトを一人で切り盛りしてきた長田さんは、自身の活動の将来へ向けて新たなビジョンを描いているそうだ。

「将来的にはニュージーランド旅行の計画をお手伝いできるような新サイトの立ち上げなども考えています。今後もオンラインで情報を発信するという特性を生かして、よりたくさんの人にニュージーランドを知ってもらい、『行ってみたい・住んでみたい』と感じて頂けるような情報を配信していきたいですね」


【Profile】

長田雅史/おさだまさふみ

2005年、ワーキングホリデーでニュージーランドへ。カナダ、日本を経て、2008年にニュージーランドへと再渡航。2011年に『日刊ニュージーランドライフ』を立ち上げ、現在は同サイトの運営のほか、執筆活動、ウェブサイト運営やSNS活用のコンサルティングも行う。

日刊ニュージーランドライフ/nzlife.net


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